クロブログ(仮)

アラサーによる服や革製品、自転車についての記録。

Levi's 554 100均の裁縫道具でジーンズの裾をリペアしてみた【実践編】

f:id:k_u_r_o_94:20200715220329j:plain

今回は、ジーンズの裾をリペアしてみた【実践編】。

簡単に言うと、おさがりのジーンズを出来る限り安くリペアしてみようっていう記事。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200601225543j:plain

今回リペアするジーンズはこちら。詳しくは前回の記事を参照されたい。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200601225604j:plain

リペア箇所。ズタズタである。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200601225630j:plain

正直、綺麗にリペアできたところで履くかどうかはわからない。兄からもらったジーンズで愛着があるわけでもない。要するにリペアして履くことが目的ではなく、リペアすることが目的。手段が目的になってる典型。

そんなこんなでリペアはじめるよー!

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220200j:plain

今回100均で用意した裁縫道具がこちら。ちなみにリペア方法はYoutubeで予習済み。

上、左から接着芯、しつけ糸(開封後)、手芸用ボンド、リッパー、裁(た)ちバサミ。下、左からミシン用の糸(グレーと白)、補修クロス(デニム生地)、デニムはぎれ。

裁ちバサミは小学生の時に使ってた裁縫セットから拝借。あとは全部地元のそこそこ大きいダイソーで購入。

ちなみに、コロナの影響でみんなデニム生地のマスクでも作るのか、デニムはぎれは売り切れが続出。デニムはぎれ買うためにダイソーを3,4店舗はしごすることに。にも関わらず今回は使用せずにリペア完了。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220221j:plain

それではリペア開始。

穴はどうにかふさぐとしても生地が完全に擦り切れてなくなっている裾については生地を生成しなくちゃいけない。生地があるところまでぶった切るという発想もあったが、寸足らずジーンズになるため却下。

ひとまず状況を確認するために裾の三つ折りになっている部分をリッパーでほどき、カットクロスをあてがってみる。最後には三つ折りにするため、生地の違いは気にしない。(カットクロスの真ん中の線は半分に切って両脚で使用するために引いたもの。)

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220226j:plain

カットクロスは糊付けされており、アイロンで簡単に張り付く。とりあえず三つ折りする裾部分の生地が全く無い箇所にだけ、裏側から張り付ける。これで「生地が欠けていた部分」が、カットクロスにより「穴」にグレードアップ。

裏側に貼る理由はより表側(見える側)に与える影響が少ないと考えたから。以上。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220240j:plain

穴になったら、あとはふさぐだけ。穴の周りに手芸用ボンドを塗り、しつけ糸をわたす。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220314j:plain

逆脚も同様にカットクロスを貼り付け、穴になった部分にしつけ糸をわたす。ボンドだけでははがれてしまうので接着芯で補強。こちらもカットクロス同様、糊の着いている面を下にして、当て布を当ててアイロンをかけるだけ。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220307j:plain

表にするとこんな感じ。

さすがに模擬生地(カットクロス)に関しては生地の違いがハッキリしているが三つ折りにするので関係なし。

穴に関してもダメージジーンズみたいだから良しとする。ダメージジーンズは買ったことないけどたぶんこんな感じでしょ。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220329j:plain

あとは同系色の糸でひたすらミシンをかける。ちなみに使用した糸はユザワヤで購入した全然100円じゃない糸。ミシンも100円じゃないです。さすがに100均で同系色の糸を見つけるのは無理だったけど、色さえあれば100円でも十分可能だと思う。

特に考えがあったわけじゃないけど、最初は写真のように間隔も広くざっくりと縫ってから、あとから狭い感覚でひたすら縫ってみた。とりあえず形にしてから、細部を調整する、みたいな。

ちなみにジーンズは色のある縦糸と白い横糸で作られているから、そのあたりは忠実に。白いしつけ糸を横にわたし、色のある糸は縦に縫っていく。

縫う糸も気持ち薄い色を使うと目立たないし、今後ジーンズが色落ちしても馴染みやすい。あと、もちろんジーンズによるけど糸はブルー系より断然グレー系の方が目立たないと思う。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220319j:plain

縫い終わり直後。ひたすら白が目立つ部分にミシンをいれていくとこんな感じに。ミシンをいれる前の上の穴と、後の下の穴とでは一目瞭然。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220355j:plain

あとは全ての穴をふさぎ、裾上げをして完成。生地が若干もたついているように見えるのは、しつけ糸を引っ張って貼ってしまったため実際にもたついているのと、ボンドで固まっていることが原因。ボンドはお湯で簡単に溶けるので生地が固くなった印象はない。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220432j:plain

裏返すとこんな感じ。リペアしました感があって良い。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220409j:plain

ロールアップ1回。リペアしたことを全面に押し出すならあり。僕は履けない。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220421j:plain

ロールアップ2回。ギリギリ履けるかな。まあ他人は人の足元なんてそんな見てないし、なんか言われれば自分でリペアしましたって言えばいいっしょ。

履ける状態にリペアできたということで終わり。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200601225604j:plain

改めてビフォー。

 

f:id:k_u_r_o_94:20200715220355j:plain

アフター。

 

感想。記事を書いてて、「しつけ糸をわたす」だの、「生地がもたつく」だの普段使わない言葉が多く、正しいのかよくわからない表現だらけになった。

あと今回は100均の裁縫道具でっていうコンセプトだったけど、接着芯としつけ糸は失敗だった。

接着芯は中・厚地のしっかりとしたものの方が補強できると思うし、しつけ糸は癖をとって引っ張らずに乗せるように貼り付けると生地のもたつきも抑えられると思う。

ミシン糸も結局100均のものじゃないし、材料には多少お金をかけた方が良いっていう結論。

ただ、初めてのリペアで試行錯誤しながら進めていくのは楽しかったし、ほぼ初めてのミシンもやればできるんだなあと実感。これを機にミシンを趣味にしようと思う。

終わり。

f:id:k_u_r_o_94:20200715220400j:plain